雑感 バンドマン解体新書 ③
前回の続きです
雑感 バンドマン解体新書 ② - レコード掘った郎の海外レコード通販日記
事務所とは
本気で バンドマンをしていく中で
「メジャーデビュー!」の話は
切っても切れない話だと思います。
大手レーベルに拾われて
出したアルバムが専門家から絶賛!
人気アーティストに仲間入りし、
夢のバンドマン生活!
っていうね。
みんな夢見ていることですわ
けれどレーベルが行うことは
あくまで楽曲制作・販売の補助であって
ブッキングやスケジュール管理ではありません。
そうです。
ここで初めて事務所が出てくるのです。
よく事務所とレーベルをごっちゃんにしている人がいますが
大きく違います。
ざっくり言ってしまうと
レーベル⇒CDの制作・販売に努力する会社
事務所⇒CDの制作・ライブ等のスケジュール管理をする会社
みたいな感じで、
意味合いは大きく異なります。
そしてこの事務所というのは
所属するのもしないのも、個人の自由です。
そしてそれぞれメリットデメリットがあります。
それぞれのメリット・デメリット
メリット①
スケジュール管理を事務所がしてくれるので、日々の生活がめちゃくちゃ楽。
⇒
これが最大の利点といっていい!
日々の貴重な時間を、メールの返信作業やスケジュール管理で追われることなく
楽曲制作に集中することができるのは
バンドマンにとってものすごい負担軽減になります。
メリット②
客観的に今後どうするべきか助言してくれる
⇒
事務所というのは言ってしまえば
バンド自体をプロモーションする広告代理店のような存在です。
そのためレーベルと一緒に「プロの音楽業界の人間」として
今後のバンドのあり方をサポート・補助してくれます。
メリット➂
仕事をくれる
⇒
基本的に事務所の人は
バンドマンの生活を心配してくれる人が多いので、
仕事をいろんなところから持ってきてくれます。
例えばスタジオミュージシャンの仕事とか
展示会やライブの係員の仕事とかPAの仕事とか。
こういうのってすごい助かりますね。
デメリット①
稼ぎが減る。めっちゃ減る!
⇒
これが全てと言っていいんじゃないですかね?
スケジュール管理してくれるということは、
当たり前ですが事務所に対して費用が発生しています。
そしてその費用ですけど、
大体ですが事務所に所属していない時としている時とでは
約3倍くらい違ってきます。
めっちゃ費用高いやん!って驚くかもだけど、
これでもスケジュール管理や諸々の問い合わせを
全て請け負ってくれる事務所の存在は大きく、
事務所に所属したがるバンドは地味に多いです。
今後・・・
今まで書いてきた通り、バンドマンの生活は
波乱万丈に満ち溢れていると言えます。
知り合いのバンドマンは
10年近く年金なんて支払っていませんし、
別のバンドマンは
大学を中退してから12年職歴がありません。
一般的に結構知られているバンドとかになっても
当然バイトしないといけない現実があり、
例えば「hige」さんとか、一昔前の「special others」さんとか
おそらくバイトをしているはずです。
それくらいバンドマンの現実は厳しい。
バンドマンの今後はどうなってしまうのか
自分は傍観者側で見守っていきたいと思います。
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有名盤
晩でも昼でも聞きたい
1曲ですな
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